沿革
当社は1953年に設立した染色材料と服飾の商社です。横浜の伝統地場産業である捺染・染色の工場へ染料・工業薬品等を卸し供給すると共に、横浜地場の優れた捺染技術を生かしてシルクなど天然繊維素材の高級スカーフ、マフラー、ストールなどを企画・制作・販売しておりました。
2011年からは海外原産地の隆盛と当時の円高メリットを弊社へ取込む方策の一環として、海外原産地から幹部候補社員を新卒採用して陣容増強をはかりました。期待を受けて海外からの新人社員は即戦力となり、海外原産地からカシミヤやウールの優良製品を生産輸入する事業を短期間で開発成功に導きました(現在は統括マネージャーに昇進)。 これにより弊社は事業を維持拡充する道筋を獲得したものと評価しています。
2012年からはさらに製品領域の拡張をはかることとして、革製ハンドバッグ・財布など高級雑貨類も海外生産し輸入する事業を開始しました。それらの新製品は東京ビッグサイトでの業界展示会などを通じて顧客を獲得しております。
近年では令和になりそれら新製品を更にMARUYAMAブランドで欧米向けに輸出しておりまして、上質な優良商品を求める米国の顧客からの需要を開拓することで成果があり、さらに大幅に拡販しているところであります。
当社の服飾商品販売につきましては古く大正時代に遡り、当時の横浜で最大のショッピング街であった伊勢佐木町通りにおいて呉服店を創業した先々代に源流があります。大正〜戦前期に日本の和服を販売し繁盛した呉服店が育んだところの、美しい色彩とデザインの商品を企画し商うという優れたDNAを受継ぎ発揮することに注力しながら、大正、昭和、平成、令和に渡り現在の丸山商店に至るまで事業を継続して来たと総括しております。